センチメンタルジャーニー
愛していた男が結婚式を挙げる日、名古屋駅からふらりとローカル線に乗った晴子(佐野量子)。とにかく名古屋を離れたい一心の晴子は、とりあえず故郷・尾鷲へと向かったが、実家に帰るつもりはまったくなかった。電車に揺られながら晴子は、思い通りにならない人生に腹を立てていた。アナウンサー養成の専門学校を出たものの、志望通りの就職口もなく、さらに男の裏切り…。男に一言文句を言わないと気がすまなくなった晴子は、乗り換え駅で式場に電話をしてみるが、挙式の真最中と断られ、一層いら立つ。そんな時、途中駅で男が晴子の傍らの座席に座った。彼は源次(石黒賢)と名乗り、晴子に気さくに話しかけ、ひとりで食べるのは照れると、晴子の分まで弁当を買った。だが、晴子にはそんな源次の親切がうっとうしく…。
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