冬の家族
1956年師走、陽子が映画雑誌の仕事をするようになって早5年が過ぎた。両親は婚期も過ぎかかっているのにのんびり構えている陽子のことが心配で仕方がない。が、当の陽子はそんなことなどどこ吹く風。実は秘密の恋人がいる。仕事で知り合った中野久男である。久男は3年前に離婚し、5歳になる勝司、母親のアヤノと3人で暮らしていた。アヤノも陽子が嫁いでくれることを願っていたが、肝心の久男が何も言ってくれない。陽子が妙な苛立ちを感じ始めたそんなある日、久男が突然陽子にプロポーズした。陽子は力強くうなずいたが、里子はまだしも完治がそんな結婚を許すはずがない。ましてや久男の別れた妻・洋子(金沢碧)の籍が未だに入っていたとなると、さすがの里子もあわて出して…。
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