冬の運動会（日本）

高校時代に万引きを働いたことがで父・遼介（木村功）に頭が上がらず、劣等感を抱えながら生きている北沢家の長男・菊男（根津甚八）は、祖父・健吉（志村喬）の口添えで建設会社に就職内定していたにもかかわらず内定を辞退して、修理専門の靴屋の老夫婦の元で働いていた。靴屋の老夫婦は、菊男を息子のように可愛がっていて唯一心安らげる場所だった。そんなある日、靴の修理をして欲しいと美容師の日出子（いしだあゆみ）がやって来た。心に影を持つ日出子に菊男はなぜか心ひかれ、やがて二人は愛し合うようになる。