記念すべきシリーズ第1作。1944年、精神薄弱児施設にいる山下清は、施設を抜け出して放浪の旅に出た。彼はある田舎町の鉄道沿いにたたずむ盲目の美少女・松子(原田美枝子)と出会う。原田美枝子が映画「大地の子守歌」をほうふつさせる盲目の女性を好演。以後断続的にシリーズ化された。「1944年、東京にある施設・八幡学園を抜け出して放浪の旅に出た山下清(芦屋雁之助)は、列車の線路を歩き続け、下泉という田舎町に辿り着く。そこで父親を戦争で亡くし天涯孤独となった盲目の少女・松子(原田美枝子)と出会い、心を通わせる清だったが、徴兵検査のために帰京せざるをえなくなる。しかし清の能力では徴兵検査は不合格に。終戦後、清は八幡学園の教務主任である馬宮先生(山本學)や母・絹(日高澄子)の勧めで、本格的に絵を描き始め、そのうち「放浪の天才画家」と称され、ラジオ番組などに出演するま...