高見沢与四郎(三田村邦彦)は、有能だが近頃体力の衰えを感じているスタントマン。若い女性スタントの伊藤恵子(伊藤裕子)とともに、社長・不二沼千次(荻島眞一)の事務所に所属している。その高見沢(三田村邦彦)が、人気推理作家・月宮麗樹(石井正則)のパーティで、参加者の度肝を抜くスタントを演じて喝采を浴びる。しかし、その際、腰を痛め、以前から定期検診に利用している総合病院で外科医・陣野正樹(緒形幹太)の治療を受けた。 その病院では、2代目病院長・須山修司(真実一路)の幽霊騒動が持ちあがっていた。高見沢の妻・純子(宮崎美子)は弁当屋を経営しているが、彼女も配達の際、幽霊を見たと高見沢に話す。須山は半年前、車に乗ったまま崖から転落して自殺した。自殺の原因は病院経営を苦にしたノイローゼ。彼の死後、3代目院長に初代院長の息子・富山行夫(冨家規政)が就任した。院長の座...